海外研修レポート
※画像はクリックで拡大表示されます。(一部を除く)

1/26~2/1までフランクフルトとロンドンで行われた
ウエラのSPケアクリエイターズ・アカデミーに参加させていただきました。
ヨーロッパに行く機会など仕事を始めてからはないと思っていたので、この話をいただいた時、即答で『ハイ』とこたえさせていただきました。
出発当日は、ANA組とJAL組に別れて向かい、現地で合流しました。
全国各地から美容師が集まり、ウエラのスタッフの方々も合わせて総勢80名という大所帯でのアカデミーです。
まずはフランクフルトへ滞在し、初日は長旅の疲れを癒すごとく、近くのレストランでのんびりビールと食事をいただきました。
ドイツと言えばやっぱりビール、そしてソーセージのイメージが強いと思います。
地元の人のすすめでは白ビールが1番人気だとか。。。!!
確かに口当たりも良く、それにビールが苦手な人にもおすすめできるほどの飲みやすさ、でもアルコール度数は7%と日本のビールよりやや高めでしっかりとした味があります。
そしてもう一つ!!これはドイツに行って知った事ですが、ドイツの人はソーセージより『カツレツ』がおすすめみたいです。これにはびっくりしました。イタリアでは美味しいと聞いた事があったのですが、『まさかドイツで』と思いました。ちなみに僕はカツレツでボトルワイン1本あけてしまいました。自分でもびっくりしましたが、お酒がすすんですすんで仕方ない感じでした。ドイツに行く予定のある方には一押しです。


2日目の午前中はゆっくりフランクフルト市内を2時間程観光しました。日本とは全く違う建物の作りや色合いで、目に飛び込んでくるすべてのものが刺激的で、常に周りをキョロキョロしていました。

次にゲーテハウスという所に行きました。ゲーテハウスとは、ドイツを代表する文豪、ゲーテが青年期まで過ごした家で、第二次世界大戦の時に一度破壊された為、戦後に再建されたそうですが、当時の生活の様子が伺えます。場所は住宅地にあり、一見普通の建物に見えますが、中に入ると、キッチンに食堂、書斎にリビング…それぞれ一部屋毎にテーマやテイストが分かれていて、見応えたっぷりでした。どうやらフランクフルト屈指の名家だったみたいです。

 その後、研修会場のウエラスタジオに向かいました。研修内容は、ウエラというブランドや、SPという商品について、どれだけこだわりを持って、このブランドをやっているのかがすごく伝わる3時間でした。その後、現地のウエラスタジオスタッフによる09年S/Sトレンドのヘアーショーを見せてもらいました。

 

 スタイリング時のバランスの取り方や、カットの仕方など、自分とは全く違い、『こういうやり方もあるんだな』と勉強になるところがたくさんありました。
3日目も朝から研修があり、ウエラワールドミュージアム(ウエラの歴史博物館みたいな所)の見学とウエロンダ(サロンインテリア)の見学をした後、午後からは、グループディスカッションをし、各チームのプレゼンテーションが行われました。各チーム聞きごたえのある発表で内容が濃く、どこも、かなりしっかりとディスカッションをされてる感じがありました。ちなみに、私野沢もGチームの代表として、少しではありますが、ディスカッションした内容を発表させていただきました。

 ←Gチームのメンバーです。

4日目、フランクフルトからロンドンに移り、着いてすぐロンドン市内の観光に行きました。バッキンガム宮殿に始まり、ビックベン、ピカデリーサーカス、テートモダン、ロンドン塔にロンドンブリッジなど、せかせかしながらの観光でしたが、普段なかなか目にする事のない建物や場所で、ドイツと同様に建物のデザインや色使い、それに展示してある作品やインテリアなどに、すごく刺激を感じました。しかし、あまりにも早い展開だったので、一緒に回っていた人達から、『これって観光なの?』って言葉が出るくらいでした。それでも写真だけはしっかりと撮って回る事ができ、その一部がこんな感じです。↓

 

夜は、各自自由行動できる時間があったので、ロンドン市内へ繰り出し街を満喫し、買い物を楽しみました。

5日目は、ロンドンのウエラスタジオにて朝から研修がありました。内容は、ロンドンファッションの移り変わりや今年のトレンドなど、すごく内容がおもしろく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。それに、この講師の先生のセミナーはなかなか受ける事ができないらしく、とても贅沢な時間をすごせました。

午後からはヴィダルサスーンアカデミーの講師の方々(3名)によるカットとカラーのデモンストレーションがあり、会場にいた数多くの美容師達を釘付けにしていました。なにしろ登場するモデルさん達が、かわいらしい感じの方やかっこいい感じの方など、テイストが違い、見ていて飽きないくらいでした。ベーシックな切り込みスタイルもかっこいいなぁ、と改めて感じ、すごく充実した時間を過ごせました。

このセミナーが終わると、今回のアカデミーの内容がすべて終わったので、一人ずつ名前を呼ばれ、ディプロマをいただきました。そして、これだけで終わらずに、夜は参加者全員でディナークルーズをしました。 ドレスコードありのパーティで、こんな経験もした事なかったので、すこし緊張しましたが、ツアーに参加していた、各地の美容師さん達ともたくさん話ができ、刺激を貰った2時間半でした。

 ←その時出たメニューです!!

なんだかんだで、最終日になりお昼過ぎまでゆっくりできたので、日本で待っているスタッフ達にお土産を買ったりと、このツアー最後のロンドン市内を満喫しました。

 この1週間、あっという間に過ぎてしまいました。ドイツにしてもイギリスにしても、目に飛び込んでくるもの、耳に聞こえてくるもの、肌で感じるものすべてが、日本では感じる事のできない、その土地ならではの文化がいっぱいありました。行った事がある人は共感できる所があると思いますし、まだ、行った事がない人には、ぜひ、行ってみてもらいたいですね。常に五感を研ぎ澄まして、ある物すべてに好奇心を抱いて、いろんな物をクリアな状態で吸収できるので世界観が広がります。


今回のこの経験をお客様やスタッフ達にしっかりと還元し、今後もスノッブの更なる飛躍のために貢献していきたいと思いました。

 

 


text.野沢

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